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池田信夫
「絶望」に立脚した「希望」へ:就職氷河期世代から見た格差問題暴論
ネット界のノビーこと、池田信夫先生のブログが発端で、「希望」論と格差問題が語られている。様々な議論が展開されていておもしろいのだが、やはり、まさに希望を失ってしまっている若い世代として、そして社会的不良資産とも言われる就職氷河期世代の一人として、この問題について一言述べたい。
この意味で今の日本が不幸なのは、富が失われていることより希望が失われてい ることだろう。終戦直後の日本で は、若者は焼け跡に設計図を描いて新しい事業を興すことができたが、今では都市はコンクリートの建物で固められ、職場はノンワーキング・リッチに占拠され ている。仕事がいやになっても、転職すると生涯収入は5000万円以上減る。起業してもうかると、東京地検特捜部がやってくる。政府はバラマキと企業救済 で、社会主義に舵を切った。それが偽りの希望だったことは、歴史が証明しているにもかかわらず。
この記事で、池田先生が指摘していることは概ね正しいとオレも思う。戦後や高度成長期と比較して、我々の世代はもはやがんじがらめの檻のなかに閉じこめられた状態になっている。少し頭の良いヤツなら、年金もらえないことも知ってるし、企業内で自分より馬鹿な上司にこき使われても給料があがらないこともわかってるだろう。そう、オレ達には「明るい未来」とか「輝かしい将来」とか、そういったものは全然想像できず、過去の人たちが残した残骸がいずれのし掛かってくることが目に見えているわけだ。この状況で明るい希望を持つヤツはバカかただのノー天気野郎だ。
自慢じゃないが、オレは就職氷河期世代のどん底で就職した人間である。これが、どういう意味を持つかを、同じ時代を過ごした人間以外はあんまりピンとこないだろう。
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