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ネットとリアルを繋ぐインフラへの可能性 ~Twitter社会論より~

以前の記事で、Twitterのコミュニティ・ツールとしての可能性はこれまでのインターネット・ツールとそう大きく変わらないであろうことは書いた。AKB48に代表されるような有名人が続々とTwitterに参戦したり、Amebaなうがスタートしたりして、Twitterという存在がメジャーになればなるほど、(今いる)多くの人間にとって居心地の良いコミュニティとしてのTwitterは縮小に向かわざるを得ないだろう。@worstmanがTwitter界から引退したりしたのは、わりと象徴的な出来事だったのかもしれない。まあでも、そりゃどんなコミュニティだって通る道なわけで、Twitterも例外で無かったというだけでしかない。

しかし、敢えて前回書かなかったTwitterのもう一つのインパクトについてしっかりと言及しておきたいと思う。Twitterがもたらした、そしてこれからもたらすであろうイノベーションの本質は、むしろこちらの面にあると言っても過言ではないだろう。それは、Twitterがネットとリアルを密に連結させる新しいインフラになり得るという事である。


ちなみに、とっても参考になるのが我らが津田大介が著「Twitter社会論」である。数あるTwitter本の中でも、Twitterのメディア的特性に着目した数少ない名著である。未読であれば、ぜひ一読をおすすめする。

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つーか、日本がまだ世界一のスパコン作れると本気で思ってるバカがいるんだな

Twitter上での大いに議論が盛り上がった#shiwake3こと、事業仕分けにおける科学技術予算の削減について。なんかちょっと勘違いしてる人が多そうなので、オレも一言書いておく。・・・っつっても、本当はあまり口出ししちゃいけない立場なので、ちょっとだけだがw

ちなみに、勘違いしている人の代表例というのは、下記のような人達のことだ。

次世代スーパーコンピューター開発予算の見送りに対して研究者たちが緊急声明を発表 – GIGAZINE

あの、すんません。。。君たちは、本当に日本で今更、世界最速のコンピュータを作ることが可能だとでも思ってらっしゃるのでしょうか?言っとくけど、日本のIT産業(特にHWからミドルウェアにかけて)は、びっくりするぐらい競争力ないからねwww どれくらい競争力がないかというと、スパコン世界ランキングの30位以内に1台も日本のマシンが登場しないくらい競争力がない(現・地球シミュレーターがようやく31位で登場する)。

そしてこれは別に、スパコンに限った話ではない。コンピュータの中核であるCPUについては、ハイエンドものからローエンドものまで日本は既にまともな製品をもっていないし、日本のメーカーが売ってるサーバーやPCなんて、海外から部品を買ってきて組み合わせてるだけでしかないのが実情だ。つまり、日本のITベンダーはすでに、技術力とか製品力とかのレベルで、海外と互して戦える現状になんてとてもなっていないのである。これは、ITベンダーどもの海外売上高比率の低さと利益率の低さを見ていただけば一目瞭然であろう。つーかまあ、何より業界の中の人にとっては当たり前の事だと思うがw

まして、世界のスーパーコンピュータの潮流は、スカラー方式のCPUをいっぱい並べたクラスタ型スーパーコンピュータが主流である。日本のスパコンは、残念ながら旧来型のベクトル方式では実績があるものの、こっちの分野ではまるでダメ夫であったりする。なにせ、まともな分散クラスタ型のコンピュータが国内に存在しないし、作ったこともない。それに肝心のスカラー方式のCPUを自製する事が出来ない(富士通がSPARC64の新型出したらしいけど、SPARCってSunのCPUだからねw

そんな状況下で、1200億円もかけてわざわざ国産で頑張って京速計算機を作るなどというのが、いかに現実離れしていてアホ臭い話だという事がわかっていただけたであろうか?これは、池田信夫氏が言うように、ITゼネコンへの補助金でしかなく、しかも今や、そのゼネコン側すら「無理!」と言って手を引いているのが実態なのですよ。・・・まあ、ちなみにこのプロジェクト、動き自体は数年前からずっとあったんだけど、官民入り乱れてのゴタゴタがあって、なかなかプロジェクトが進まず、ようやく一昨年ぐらいに動き出したというのが実情。もっと早くやってりゃ意味があったかもしれないのにねw

ってなわけで、日本国産の世界一のスパコンなどというのが、いかに馬鹿げた話であるか、わかっていただけたであろうか?計算機科学の人達は、スパコンが欲しいなら、素直にIBMなりCrayなりに注文すればいいのだ。その方が遙かに安いし、ちゃんとした速度の出るスパコンが手に入る。既に壊滅状態になっているITベンダーの命を延命させるだけのために、わざわざ国産で無理してスパコン作る必要など、まったくないのだ。なにせもう、とっくの昔に競争では敗北しちゃってんだからさ。

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スバツイ2で感じたTwitterのコミュニティとしての限界

というわけで、10月30日に行われたすでに伝説になりつつあるイベント、#subatwiこと「この素晴らしくて馬鹿野郎な世界:ついったー博覧会2」に参戦してきました。

予想以上に、熱気にあふれ、変態で、アングラで、最高に楽しい集まりだったのですが、同時にとても強く感じたのは、新しいコミュニティが出来た当初に生まれる何とも言えない高揚感とか一体感。そう、2ちゃんねるの初期のオフ会やmixiがまだgeekの集まりだったころに感じた、あの雰囲気と同じものを感じました。

インターネットそのものもそうだし、掲示板にしろ、SNSにしろ、新しいコミュニケーションツールは新しいコミュニティを生み出します。そして、そのコミュニティ創世初期というのは、非常に凝集性が高く、同質性の高い、熱を持った良いコミュニティになります。Twitterもその例外ではなかったのだなと。

しかし同時に、この熱や凝集性は、そのコミュニケーションツールが広く普及し、一般化すればするほどに失われていき、最後はgdgdになるか、いくつかの小集団に分散され、馴れ合い化していきます。2ちゃんねるやmixiがたどった軌跡を見れば良くおわかりいただけると思います。では、果たしてTwitterも同じ道をたどるのか?

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「BLESS、廃業」から妄想するアキバ自作PC文化の未来

わたくしも良くお世話になっていたアキバの老舗PCパーツショップBLESSが、この9月末をもって廃業してしまった。新規店舗に場所を移してから1年とたっていないだけに、あまりに意外なニュースだった。

PCパーツショップ「BLESS」が廃業 – ITmedia News

アキバのショップの反応は:「もう1つも消えて欲しくないのに」――BLESS閉店で – ITmedia +D PC USER

オレも過去はよく、こんな感じでBLESSでパーツを漁ったりしてた。親切丁寧な接客とマニアックな品揃え、かつ良心的な価格で、アキバに行くと必ず寄ってたお店の一つだっただけに、かなり悲しい。

昨年のUSER’S SIDE九十九電機の倒産にも見るように、近年、アキバ界隈のPCパーツ屋にとって厳しい状況が続いている。PCのコモディティ化に拍車がかかり、自作PCがごく一部のマニアだけのものになって久しい上に、ネットブックやスマートフォン、ネットトップといった新しいスタイルのデバイスの登場が、従来型のPCから興味を削ぐ結果にも繋がっている。

もはや、自作PCという文化は滅んでしまうのだろうか。悲しいかな、アキバの現状を見ていると、それは避けられぬ運命のように感じられてしかたがない。

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NTTドコモのドコモプレミアムクラブキャンペーンが何か間違ってる件

NTTドコモに入っていると、ドコモプレミアムクラブってヤツに半強制的に入ることになる。まあ、他のキャリアもやってるステージ制のポイントサービスだ。顧客の流出を防ぐために、利用すればするほどポイントが貯まりやすいステージに移行するってやつですね。しかし、ドコモとかのポイントって機種変以外だとまともに使えないのが寂しいww

さて、そんなドコモのプレミアムクラブなんですが、最近はちょっと趣向を変えてきたのか、会員向けにクーポンを配布したり、アンケートで豪華賞品があたるキャンペーンを始めたりしてるのです。でまあ、オレもなんちゃってドコモユーザー(iPhone買ってから、ほとんど使わなくなったww)なので、一応申し込んだりしたのですが・・・そのキャンペーンってのがこれ。

「あなたのドコモがクーポンになる!」キャンペーン

アンケートに答えると、温泉旅行などの豪華賞品が当たるってんだが、それがなぜにクーポン?と不思議に思ったのですが、どうやらリンク先の提携店に行くと、その場でクーポンをダウンロード出来て、それによって当選確率が当たるとかって仕組みらしい。・・・なんというめんどくさい仕組みを考えたんだ、こいつらw

しかもですね、このクーポンの使える店舗ってやつが、PCのサイトで見ないと確認できない上に、クーポン自体も店に直接行かないと手に入らないらしい。それはなんていうか、クーポンによる集客効果の拡大という意味を大きく見失っているのではないかとww 店に行って、はじめて気づくクーポンの存在。。。全然、あなたのドコモがクーポンになってないじゃん!

どーせなら、おサイフケータイとかを活用して、家でクーポンをDLして、店ではタッチだけで安くなるとか、そういう仕組みをやってほしかった。これじゃあ、TSUTAYAの半額クーポンより使い勝手悪いですよ、ドコモさん。まあ、ドコモプレミアムクラブ会員限定のサービスだから、そこまで気合いを入れれなかったのかもしれないけども・・・おサイフケータイの活用って、本当はそういうところに需要がいっぱいあると思うから、工夫次第でまだまだがんばれると思うのになぁ。今のところ、SuicaとEdyとヨドバシカメラのポイントカードにしかなってないw 実にもったいない。

せっかく日本独自のイノベーションとして生み出されたおサイフケータイ。単にiPhoneの背中にFelicaカード付けましたってだけで解決されるようなものでなく、もっと上手いサービスを生み出してほしいものです。っつっても、今のドコモにゃ酷な話ですかねえ。。。

アキバ電気街で見かけたガラケー終焉の兆し

最近、なんか漫画とか選挙の話しかしてなかったので忘れがちだったが、本来の東京ドーム地下6階の姿は、インターネットやIT業界に関してもの申していくという一面があるのであった。だいたい今までで一番ヒット数稼いだ記事も、俺が昔に書いたiPhoneの記事だしw

というわけで、久しぶりにITというかケータイネタ。

昨日某会議終了後、ふと時間が空いたので、けっこう久しぶりに秋葉原の電気街を散策してたのだが、そこでなんというか意外なものをやたらと目にしました。それは「白ロム」です。

白ロムの説明はするまでもないと思うが、簡単に言うとSIMカードの入っていない電話機のことで、新機種の買い増しをすると手元に余るあれの事です。

白ロム – Wikipedia

この白ロム、存在自体はかなり前から話題にはなってて、どっから仕入れたのかわからない白ロムがYahoo!オークションとかで大量出品されたり、怪しげなネットショップで通販されたりしてました。既存の販売店でキャリアから直接販売してもらうわけではないので、古い型の携帯であれば安く、しかも月賦販売モデルとかでない形で機種変更が出来るという点で、少しでも安く機種変更をしたいユーザーにとっては割と有名な存在だったのです。

とはいえ、正規の流通ルートで供給されているわけでもなく、また新機能を次々と搭載し、独自進化を絶えず繰り返してきたガラケーと言われる日本の携帯電話の場合、新機能目当てで機種変更することも多く、中古の携帯電話なんてそれほどの価値をもたないものと思われ、市場らしい市場は形成されてきませんでした。また、月賦販売モデル以前の販売方式であれば、最新機種がかなりの安値で入手できたわけですから、そもそも中古で安く手に入れるとかって必要がなかったということもあります。

ところが、先日アキバを歩いていると、この「白ロム」が、アキバの中古PCショップなどですんげーいっぱい売られていたのでびっくりしたのです。それも、裏通りの怪しげな店とかでなく、じゃんぱらとかDOS/Vパラダイスとかのいわゆる大手パーツ店が堂々と取り扱っていたのですよ!!こりゃ一体なにが起きたんだと?

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ネット選挙はなし崩し的に解禁になったようですが・・・

選挙ネタはいろいろ書こうと思ってたことがあったのだが、気づいたら公示期間を過ぎてたので、書くのを自重しておりました。しかし、どうやら世間では、いつの間にかなし崩し的にネット選挙は解禁されていたようで・・・

【09衆院選】ブログ市長の“支持”は「法に触れず」 – MSN産経ニュース

自民、民主が公示後もサイト更新 「政治活動なら問題なし」 候補者サイトは沈黙 – ITmedia News

舐めんじゃねーよ、選管どもが!わざわざ電話で聞いたのに、無視した挙句、黙認ですか。あーそうですか。んじゃ、俺も選挙ネタでブログ更新しちゃうよってんだw

とはいっても、今回の選挙戦はそもそも解散から公示日までが非常に長く、その間様々な議論や問題提起、イベントが行われ、自民党も民主党もその他の政党もネットを十二分に使った広報を行ってきており、そういった意味ではネット選挙がはじめから事実上解禁状態になっていたと言っても過言ではないだろう。

MIAUでやったインターネットユーザーからの10の質問もそうだし、Googleの未来のためのQ&Aとかも、ネットユーザーからすれば、投票先を考える上でネットが従来以上に大きな役割を果たしたといえる。従来以上にネットのいろいろなサイトも選挙に絡めた企画を立ててきたことも大きい。

自分と考え方が近い政党・候補者は? ネットで政策を検索・比較 -INTERNET Watch

選挙に活用したいサイト集と「ネット選挙」のススメ – Tech Mom from Silicon Valley

このような流れから見ても、今回の選挙戦は、日本の政治におけるインターネット選挙元年であったといえよう。これは単純に、メディアとしてのインターネットが活用されはじめたというだけでない意味合いを含んでいると思う。重要なことは、インターネットの登場によって1次ソースがインターネット上に存在し、報道機関がそれを切り貼りしたものを報道するというある種の逆転現象が見られたことだ。

わりと歴史に残る逆転現象なのかもしれない一件 – 東京ドーム地下6階

午後4時半から自民・民主党首討論会 – 見えない道場本舗

首相「金ないのに結婚するな」テープ起こし – 雑種路線でいこう

この結果、ネットで情報を仕入れている人とマスメディアしか見ていない人との間で、驚くぐらいの意見の相違が起きている。2ちゃんねるのニュース速報+板とかを覗けばわかるだろうが、まあ端的に言えばネット上で親麻生派と反自民派が、喧々諤々の議論をやってるんだが、大概もってくるソースの元が違ったりするのだ。親麻生派は、ネットの記事やYouTubeの動画等、反自民派はマスコミの記事ってな具合にね。

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インターネット・ジャーナリズム

マスゴミ」、「アサヒる」、「変態」と揶揄されるように、昨今の日本のマスコミは信用ならないとよく言われています。ワタクシ個人が確認する限りでも、映像の切り貼りをして印象操作を図り、そのような行為に少しの後ろめたさも感じていないという点は疑いようもない。記事の誤りがあったときに訂正記事を出すこともなくただ削除してしまうあたりなんかは、モラルが破壊されていると断じていいと思う。

で、マスコミが信用できないというのはただの事実なのですが、現実問題、正確な情報が手に入らなくなったという点が大変困っています。代わりとなりえるものは何かないのか。

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Firefox3.5が切り開くWebの未来@Firefox3.5ブロガーミーティングより

Firefox3.5の特徴

Firefox3.5の特徴

AMNのイベントで、ひとしきり見たり聞いたり、しゃべったりしてきたので報告w

既にダウンロードも始まっているし、体験してる人間の方が多いと思うが、とりあえず、まず一言で言わせてほしい。Firefox3.5はすごい。想像以上だ。

いや、正確に言うとFirefox3.5がサポートする次世代Web標準、HTML5とCSS3がすばらしいのだ。

これらは、明らかにWebを今とは違う新しい次元へと押し上げようとしている。nobiさんがHTML5がすごいと興奮していた訳が、実機やデモを見てようやく理解出来た気がする。

何よりも大きい新機能は、videoタグやaudioタグに見られるマルチメディアサポートの追加だ。

一見すると、そんなの遥か昔から有ったじゃんというかというかもしれない。

HTML5のVideo&Audioサポート

しかし、それらはあくまでPluginや別ソフトウェアによって擬似的にサポートされたものであり、HTMLとして実装されたものではない。

今回の大きな違いは、これらがHTMLの記述レベルでサポートされ、<p>や<ul>などと同じように扱われる事となった事だ。

これによって、全てがWebブラウザとHTMLの記述でコントロール出来るようになった。Javascriptで動画をコントロールする事も、Audioファイルに合わせてアニメーションを見せる事も、全てが一つのHTMLファイルの中で可能となる。

これが革命でなくてなんだというのだ?そしてそれはFirefoxに限らず、HTML5をサポートする全てのブラウザに等しく訪れるチャンスでもある。SafariやGoogle chromeやOperaでも同じように対応可能なのだ(そしてもちろん、IE8でも)。もうマシンのプラットフォームやプラグインの有無を意識することなく、素晴らしいメディア経験をWebで構築する事ができるのだ。

・・・とまあ、ひとしきり格好いいことを宣伝臭く書いてみたが、別にこれが大げさでもなんでもなく、事実だからすげえ。これらマルチメディアファイルの統合と、Web自身の高速化(Mozillaが掲げたもう一つのキーワード)が組み合わさることで、Webは単なるメディアや情報チャネルに留まらず、新しいアプリケーション・プラットフォームへと進化していくのではないだろうか。その片鱗は、(Google Docsなんかで)すでに私たち自身、目にしているし、体験もしている。

とはいっても、こういった機能はコンテンツ側がHTML5に対応しない限りは、永遠に体感できない機能なため、現状のWebでこの機能を楽しめる訳ではない。あくまで次世代標準に対応したことで見せてくれた夢のようなものと考えるべきだろう。

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某・梅田望夫が「残念」と言ったらしいが、そもそもアンタに言われたくないよって話。

いやまあ、かつてはそれなりに影響も受けたお方なので、別に酷評する気もないけれども、こんな決別宣言まで書いちゃった人間としては、ここ一連の議論を見て表題のように思うわけであります。ってか、あんたサバティカルに入ってたんじゃなかったっけ?

日本のWebは「残念」 梅田望夫さんに聞く(前編) (1/3) – ITmedia News

Web、はてな、将棋への思い 梅田望夫さんに聞く(後編) (1/3) – ITmedia News

一連の発言や書籍の内容、これまでの言動から想定するに、梅田望夫という人はシリコンバレーのネット事情には詳しくても、日本のインターネットを取り巻く環境や日本特有の状況にはびっくりするほど「うとい」という事が言えると思う。彼は、日本のインターネットがなんで「バカと暇人のもの」になってしまっているかも、そこに何故(彼が言うハイブロウな知的エリートたる)「上の人」が出てこないのかも、多分よくわかっていないんじゃないだろうか。

このことを、一番うまく説明してくれたと思ったのが、ガ島通信の下記の記事だった。

日本のネットで本当に残念なこと 「梅田発言」の波紋 インターネット-最新ニュース:IT-PLUS

なぜなら新たなメディアは従来の枠組みや序列といったパラダイムを変化させる力があるだけに、中高年にはネットに参加するメリットが少ない。既存メディ アとともに既得権益を守ったほうが得だからだ。一方、ネットの「大衆」は40代以下が中心で、従来のコミュニティーから締め出された人々も少なくない。こ のような世代間対立を内包した日本のネットの状況を解きほぐさなければ、ネットを知のインフラにし、日本発のサービスを世界に展開することはできない。

そう。日本の既にハイブロウと呼ばれる人たちは、基本的に既得権の中に閉じこもってた方が安泰なので、ネットなんていう学歴も経歴も資格も何もかもが剥ぎ取られ、丸裸の自分を見せなければいけない場には出てこないんですよ。だって、出てくるインセンティブが欠片もねーもん。あるとすれば、それこそ暇人か趣味の世界なわけだ。

日本のウェブに「上の人」が出てこない理由 – 雑談の達人

日本のネットが「残念」なのは、ハイブロウな人たちの頑張りが足りないからかも知れない(追記あり):小鳥ピヨピヨ

上のブログ2つでも述べているが、ハイブロウでないとされるサブカルチャーのインフラとしては、日本のネットも非常に良く機能しているとオレは思う。というかニコニコ動画やpixivやナタリーなんかを見てると、むしろ先をいってる面もいっぱいあるのではないだろうか。たしかにこれらは、文化の本流でもなければ、知的エリートが高度な議論を酌み交わす場でもない。しかし、そこで生み出されつつある新しい価値はたしかに存在しているし、それらが今後も本流にならないと誰が言えるだろうか。

革命的なものや破壊的なものは、得てして傍流から現れ、そしていつしか本流と言われたものを飲み込んでいくのである。これって、あなたがWeb自身をさして言ってたことじゃなかったでしたっけ?

そういう意味では、十分日本のネットも成長してきてるし、決して残念なものじゃないということだけは強調しておきたい。特に去年の4月26日の長野を知る者としてはそう思う。なんつうかこう、2ちゃんねら~とかも舐められたもんだねww

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