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アキバ電気街で見かけたガラケー終焉の兆し

最近、なんか漫画とか選挙の話しかしてなかったので忘れがちだったが、本来の東京ドーム地下6階の姿は、インターネットやIT業界に関してもの申していくという一面があるのであった。だいたい今までで一番ヒット数稼いだ記事も、俺が昔に書いたiPhoneの記事だしw

というわけで、久しぶりにITというかケータイネタ。

昨日某会議終了後、ふと時間が空いたので、けっこう久しぶりに秋葉原の電気街を散策してたのだが、そこでなんというか意外なものをやたらと目にしました。それは「白ロム」です。

白ロムの説明はするまでもないと思うが、簡単に言うとSIMカードの入っていない電話機のことで、新機種の買い増しをすると手元に余るあれの事です。

白ロム – Wikipedia

この白ロム、存在自体はかなり前から話題にはなってて、どっから仕入れたのかわからない白ロムがYahoo!オークションとかで大量出品されたり、怪しげなネットショップで通販されたりしてました。既存の販売店でキャリアから直接販売してもらうわけではないので、古い型の携帯であれば安く、しかも月賦販売モデルとかでない形で機種変更が出来るという点で、少しでも安く機種変更をしたいユーザーにとっては割と有名な存在だったのです。

とはいえ、正規の流通ルートで供給されているわけでもなく、また新機能を次々と搭載し、独自進化を絶えず繰り返してきたガラケーと言われる日本の携帯電話の場合、新機能目当てで機種変更することも多く、中古の携帯電話なんてそれほどの価値をもたないものと思われ、市場らしい市場は形成されてきませんでした。また、月賦販売モデル以前の販売方式であれば、最新機種がかなりの安値で入手できたわけですから、そもそも中古で安く手に入れるとかって必要がなかったということもあります。

ところが、先日アキバを歩いていると、この「白ロム」が、アキバの中古PCショップなどですんげーいっぱい売られていたのでびっくりしたのです。それも、裏通りの怪しげな店とかでなく、じゃんぱらとかDOS/Vパラダイスとかのいわゆる大手パーツ店が堂々と取り扱っていたのですよ!!こりゃ一体なにが起きたんだと?

アキバで活気づく中古ケータイ最新事情、危険な「赤ロム」とは? – デジタル – 日経トレンディネット

上記の記事とか見ると、どーも今年の4月くらいからアキバでは、白ロムが「中古ケータイ」という形で、立派な商品として扱われ始めたとのこと。先日私が見た感じでも、もう完全に一ジャンルとして市場が確立されつつある感じを受けました。じゃんぱら3号店なんて、品揃えの3分の1が中古ケータイだったしww

この現象を見て、私はガラケーと言われた日本の携帯電話の独自進化の道も、そろそろ終わりを迎えつつあるなぁと実感しました。

それはなぜか?

一言でいえば、ユーザーニーズが中古の携帯電話でも十分満足するレベルになったという事だと思います。逆に言えば、現在中古で出回っているような携帯電話で機能や性能としては必要十分で、もはや高い金額を払ってまで新しい携帯電話を買うニーズがなくなりつつあるということを意味します。独自進化を続けてきたガラケーは、進化のあまり、ユーザーがついていけない領域に達してしまったとも言えるでしょう。

事実、おサイフケータイとワンセグが登場した以降、日本のケータイの進化はほぼ止まってしまいました。あとはもう、微妙にデザインを変えたり、カメラの画素数を上げたり、iアプリの容量を増やしたり・・・いろいろやってはいますが、消費者がついてきているかと言うと、年々下降する携帯電話の売上高を見れば一目瞭然でしょう。

つまり、ガラケーも進化の終焉に突き当たり、ついにコモディティ化が始まったのです。しかも、そのコモディティ化は、外国勢の参入といった外部要因ではなく、自分たちの過去の製品と比較してすら、差別化出来ないというコモディティ化です。PCが性能向上に伴いどんどんコモディティ化していき、いまや一部のヘビユーザーを除けば、どんな製品買っても一緒という状況になっているのと同じです。いやむしろ、性能は悪くとも、より安価で使い勝手の良いネットブックのような新しい製品に市場のパイをどんどん食われていっています。ケータイも、今後、海外から遙かに安価で使い勝手の良い端末がどんどん入ってくることを考えれば、もはや日本のケータイ・メーカーの寿命は尽きたと言っても過言ではないでしょう。

日本のPCメーカーのほとんどが、国内市場で利益のまったくあがらないPC事業をメンツと雇用のためだけに必死に維持しているように、ケータイ・メーカーも同様の道をたどることになると思います。メーカーに利益の還元されない中古市場の成長は、その強烈な後押しになるでしょう。

そんな風に思いながら寝て起きたら、こんなニュースがw

NEC・日立・カシオ、携帯端末事業統合で調整 : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

日本のケータイメーカーの淘汰は今後もどんどん進むでしょうね。もはや、市場も伸びない、競争力もない、衰退産業の典型になりつつありますから。市場もスマートフォンとかMIDとかの方にシフトしてきているのに対応できてる会社ほぼ皆無だしw 生き残るのは、シャープとパナと京セラぐらいかなぁ・・・まあ、この辺の会社は別に携帯電話事業単体で儲ける必要ない会社(中のチップやモジュール、デバイスが売れればそれで良い)だから、ハイエンドモデルの開発→デバイス等の他社供給という道で生き残るんだろうね。

・・・しっかし、よりによってNECと日立とカシオで統合って、どう考えたらそうなるってぐらい見事な弱者連合組むんだよww まったく何のシナジーも、成長可能性も感じられない。リストラと工場統合で生産効率上げるぐらいしか意味ないんでないの?それすらもすでに提携してる部分でほとんど意味ない気するけどw マジで経営者のセンスを疑うわ。

NECと日立、カシオが携帯電話事業を統合か、首位のシャープに対抗 – GIGAZINE

Comments:5

匿名 09-08-29 (土) 19:29

売れなくなったのは携帯が必要な層に普及しきったからだろ。新しい機能のために機種変してたのなんて元から一部の人間だけだし。

ぱんちらす 09-08-31 (月) 10:01

たんに普及しきったってだけなら、もう数年前に普及率が9割近い数字になってます。
それでも、一定以上の買い換え需要はあったわけで、実際数千万台の携帯が売れてた訳だ。まあ内訳は、新機能がほしい人もいれば、たんに壊れたり、古くなったから買い換えた人もいたと思うけど。
ただ、ここで重要なのは、これまではキャリアが販売してるモデルしか買えなかった=新機種中心だったということなのよね。

んでだ。中古ケータイ市場が発達していくと、この買い換え需要の半分ぐらいが、そっちにシフトしちゃう可能性があるんだよね。
それこそ新機能いらない人は、中古で全然OKな訳で。
となると、当然新機種はより一層売れなくなっていく・・・
というスパイラルで、見事にガラケーも終わっていくのかなぁと。

匿名 09-09-07 (月) 19:06

それでもほとんどの人は中古には慎重だと思います。
日本人の性ともいえる部分なんでしょうけど。

macot 09-09-11 (金) 21:11

中高生にとっては数千円とか馬鹿にできないし、意外と大きくなるのかもしれない。

ちょっとググっただけですが、例えばゲームソフトの中古の割合は、新製品の約3割なんだそうだ(2005年)。

商品カテゴリが違うから単純には比較できないのだろうけど、5割というのもなくはない、というふうには思いました。

そら 10-01-26 (火) 6:26

白ロムが一般的になったのはSIMカード差し替えができる機種が多くなったからではないでしょうか?
また、SIMフリー化は数年前から騒がれてますが、一向に進んでいないようです。
ガラケーの終焉の前には、SIMフリー化という高いハードルがまだ残っています。

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