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【これはもう戦争だ!】“変態”毎日新聞 vs 2ちゃんねら

もうご存じの方も多いと思われますが、毎日新聞英語版「WaiWai」が9年もの長きにわたって変態記事を全世界に発信し続けていた事件。7月20日の検証・謝罪記事掲載以降も、いっこうに収まる気配を見せず、その攻撃は熾烈さを増ばかりです。さて、これは一体全体何が起こっているのか?ぶっちゃけ、ネットを見ない人にとっては「何それ?」な事態になっているのは何故か?ちょっと考えてみたいと思います。

まずは前提知識として、事件の経緯・問題の背景を、まとめサイトやGIGAZINEのまとめ記事、(この問題を一番最初に報じた)J-CASTニュースの記事なんかを見て把握してください。

毎日新聞の英語版サイトがひどすぎる まとめ@wiki – トップページ

テレビや新聞で詳しく報道されない「毎日新聞英文サイト変態記事事件」、一体何が問題なのか? – GIGAZINE

J-CASTニュース : 毎日新聞英語版サイト 「変態ニュース」を世界発信

一連の流れを整理しますと、毎日新聞がその杜撰な管理体制の元、英語版サイト「WaiWai」において、週刊実話とか実話ナックルズとかに載っているようなタブロイド記事を英訳して全世界に発信しつづけた結果、外部からの批判を受け該当記事を削除したというところでしょうか。

ここで、この英文サイトの問題を指摘し、また抗議活動の中心となったのが、2ちゃんねるを中心としたインターネット・ユーザーの動きになります。しかも何をトチ狂ったか、毎日新聞は、事件発覚後にあり得ないと言って良いほどの酷い対応をとり、それがまた2ちゃんねらの燃料となって、激しく燃えあがるというスパイラルが続いています。

ニコニコ動画やYouTubeでは、上記のような最高にイカしたMADが続々と上がっており、また素人が作ったとは思えないようなビラやチラシがアップされ、抗議の火は収まるところを知りません。

一見すると、昨今の企業の不祥事の一つとして、社長がごめんなさいして終わりそうなこの事件が、何をもってしてここまで長引いてしまったのか?また何故、この問題がインターネット上でしか語られることが無く、他のメディアが沈黙を続けているのか?実はこの問題は、日本のインターネットがずっと抱えてきた「インターネットの世論空間とマスメディアとの歪んだ関係」を改めて明白なモノとしたのではないかと思います。

以前のエントリーでも書きましたが、日本のインターネットの世論空間(ブログや掲示板等)と既存のマスメディアは相互不信ともいう関係にあり、非常に仲が悪いです。特に2ちゃんねら~はその傾向が強く、「マスゴミ」という言葉があるぐらい基本的に新聞やTV(除 アニメ)が大嫌いです。これは、反・権威という側面もありますが、むしろ自分たちの思いや言いたいことと正反対のことばかり言い立てる多くのマスコミに嫌気がさしているという風に捉えた方が正確でしょう。

そして、読者の側である我々がそんな状態な上に、どうもマスコミの側もインターネットを好ましく思ってない風潮が見受けられます。実は、毎日新聞は「ネット君臨」という連載で、インターネットの匿名言論空間を激しく非難するなど、ネット嫌いマスコミの急先鋒でもありました。

今回の騒動は、いわば対極と対極が真っ向からぶつかり合った結果、どちらかが引くまでは終わることの出来ない、正面衝突の戦争に突入したと言えるかもしれません。そうこれはもはや、毎日新聞が全面的な謝罪と訂正記事を出すか(すなわち、全面的に負けを認めるか)、2ちゃんねら~が追求を諦める(飽きて投げ出す)、中途半端な妥協を許さない、インターネットvs毎日新聞の全面戦争なのです。

さて、ここで気になるのは、相手の毎日新聞側がそういった状況を理解しているのか?ということです。CNET Japanで元・毎日新聞記者でもある佐々木俊尚さんが興味深い記事を書いておられました。

毎日新聞社内で何が起きているのか(上):佐々木俊尚 ジャーナリストの視点 – CNET Japan

しかし彼らは「ネットで毎日を攻撃しているのはネットイナゴたちだ」「あの連中を黙らせるには、無視するしかない」などと社内で強く主張していて、それが今回の事件の事後対応にも影響している。

この言葉に、毎日新聞側の意識がはっきりと表れているように思います。この問題を、メディアとしての、企業としての本質的な問題と捉えず、一部の人間による一過性の騒ぎみたいなものだと考えている。博士がブログで触れているように、むしろうるさいクレーマー共に付き合わされて、こっちが被害者だという意識すらあるかもしれません。

毎日「被害者面」一考 博士の独り言

本来この問題は、マスコミが散々報道してきた、雪印や不二家、赤福などの企業不祥事とまったく同じモノです。企業の体質が問われているといって過言ではありません。まして自ら社会の公器をうたう新聞社(しかも、日本の一応、一流紙w)である以上、その品位や責任、あり方そのものが問われていると言っても良いでしょう。これまで不祥事を起こしてきた企業同様、否、それ以上のレベルで、やってしまった事の後始末、責任者の処分、再発防止の取り組みが求められるハズです。

毎日新聞の「低俗」報道訴訟、9月に神戸地裁で口頭弁論

上記のように裁判まで起こってしまっている以上、毎日新聞がそれを誤解したままこの問題に対処しつづけるのであれば、本当に、行き着くところまでいくことになるかもしれません。なぜならこれは、一過性の事件でもなんでもなく、これまで相互不信の中で小競り合いを続けてきた、インターネットとマスコミの長い闘いの歴史の一つだからです。そしてまた、これまででもっとも大きな闘いへと発展してしまっているのです。「これはもう戦争だ!」は冗談でも何でもないかもしれません・・・

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